野村 正峰 のむら せいほう

生田流 箏の団体 正絃社の創設者

愛知県名古屋市出身

  • 愛知県芸術選奨文化賞(正絃社)
  • 名古屋市芸術特賞(正峰)

伝統芸能(箏曲・作曲)処女作品「長城の賦」を昭和39年に発表以来、

「旅路」「篝火」など次々に新作を発表して、箏曲、尺八界に多大な影響を与え、一躍全国的に野村正峰作品の愛好者が広まった。

その作品数は300を越え、その殆どが流派を問わず全国各地の邦楽舞台で愛用されているほか、テレビ番組の音楽や、ホテル、料亭、レストランに至るまで、街中に流れる箏曲のBGM にも 数多く使用されている。

楽(ことに箏曲、三絃、尺八の分野における)作品創作については、音階、調性、奏法などは伝統音楽の基本的な姿勢を貫くことに比重をかけている。

また古典の歌謡は、古来歴史文学とのかかわりを重んじて創作されてきたことに鑑み、歌曲であると器楽曲であるとを問わず、

古事記、万葉集以来の文学的素材、時には唐詩選や地誌にちなんだ素材などから、

叙情性にあふれ、人の心に訴える多数の作品を作曲し、

これらの作品は発表以来全国各地において好んで演奏されている。

加えて、箏曲のメソッドを網羅した練習曲集の内容は、箏曲界の要望に大きく応えるものとして喜ばれている。

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